中野民夫
東京工業大学名誉教授、ファシリテーター、屋久島本然庵主宰
1957年生まれ。広告会社に30年、同志社と東京工業大学に計11年勤め、2023年春定年退職しフリーランスに。1990年前後に米国留学し組織開発やワークショップを学ぶ。以降、ファシリテーション講座や対話を育むワークショップや授業を実践。60歳前後から歌と絵をたしなむ。主著『ワークショップ』『学び合う場のつくり方』(岩波書店)
内野加奈子
海洋研究家、ホクレアクルー
東京都生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒業後、ハワイ大学大学院にて海洋学を学び、ハワイ州立海洋研究所でサンゴ礁研究に携わる。伝統航海術師マウ・ピアイルグ氏、ナイノア・トンプソン氏に師事し、海図やコンパスを使わない伝統航海カヌー「ホクレア」の日本人初のクルーとなる。北西ハワイ諸島航海など数多くの航海を経て、2007年にハワイから日本への航海に参加。帰国後、海や自然について学ぶ場づくりに取り組む。「海の学校」主宰。「特定非営利活動法人土佐山アカデミー」理事。著書に、高校教科書に採録された『ホクレア 星が教えてくれる道』(小学館)、海の絵本シリーズ『星と海と旅するカヌー』、『サンゴの海のひみつ』、紙芝居『雨つぶくんの大冒険』(いずれも、きみどり工房)など。
今村祐樹
moss ocean house代表/Sumu yakusimsコンセプトデザイナー
大阪府吹田市生まれ。大学卒業後、就職した仕事をやめ「自然の中で生きる力を身につけよう」と23歳の時屋久島に移住。かつて「山10日、海10日、里10日」と形容された屋久島の森川海と一体であった流域コミュニティの再生を通して「いつでもどこでもおいしい水が飲める地球を取り戻す」ことを目標に様々なプロジェクトに取り組む。暮らしたくなる島の魅力づくりとともに人が訪れば訪れるほど島の自然がますます美しくなっていくような仕組みづくりに奔走している。